子育てでやってはいけないこと14選(その4)

子育て×科学
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いよいよこのシリーズも最終回です。

全部で14個。皆さんはどれぐらいあてはまりましたか?

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⑪「何回言ったらわかるの」は禁句

だって、何回言ってもわからないんだもん

ほんといつになったらわかってくれるのやら、、、

その気持ちはよくわかります。でも、それを言いすぎちゃうと、、

子どもは、「親は常に正しく、完璧」と考えている。

そのため、親がいつも肯定をしてくれると、ポジティブな自己イメージを持ち、親がいつも否定をしてくると、ネガティブな自己イメージを持ってしまう。

人間は自分の自己イメージに合うように解釈し行動していきます。せっかくだから、子どもにはポジティブな自己イメージを植え付けさせてあげたいですよね。

子どもができるようになるまでに、同じ間違いをきっと10回くらい繰り返すでしょう。ここは否定するのではなく、穏やかに根気強く待ってあげると良いですね。

⑫動きが遅い子どもを急かさない

動きが遅いってのは、きっと何も考えてないからでしょ。

急かして、急かして、急かしまくらないと何も始まらないよ

はたしてそうでしょうか。もしかしたら、その反対かもしれませんよ

・すぐ行動にうつせる子どもは反射的に反応しているだけであって、主体的であることとは違う可能性がある。
・逆になかなか行動にうつせない子は、主体的にいろいろ考えているため、行動が遅い可能性がある

大人でもすぐに行動に移す人と、じっくり考える人がいますよね。どちらが良い結果になるのかは場合によっては違いますが、子どもは子どもなりによく考えているのかもしれませんね。

⑬「○○しちゃだめ」といわない

そんなことしたら何も言えなくなっちゃうよ。

じゃあほっとけばいいってことなの?

いえいえ。否定するのではなく、肯定的な言葉に言い換えましょう。

京都大学の研究によると、

各年齢18人ずつの幼稚園児に対して、指示に合う形と色の組み合わせの形を選ぶように指示した。
①「赤い三角形」のような肯定的な指示をした場合はほとんど正解した。
②「青い円と違う形」と言うような否定的な指示をした場合は18人中7人しか正当をしなかった

つまり、人の脳は否定的な言葉を認識するのが弱いということなんです。

ほんとかなあ

じゃあ、ためしに私とじゃんけんをしてみましょう。後出しで私に負ける手を出してください。

せーのっ、じゃんけんぽん!

・・・勝っちゃった

これだけではなく、否定的な言葉を使うことで苦手意識を植え付けてしまうかもしれません。

「遅れてしまうよ」ではなく、「一緒にお片づけすれば間に合うよ」と言うように、肯定的に言い換えると良いですね。

⑭ごっこ遊びをさせる

あれ?やったらいけないこと14選じゃないの?

最後ぐらい肯定的な言葉で終わらせたいじゃないですか♡

・・・

子どもがごっこ遊びの中でできるようになったことが、しばらくして生活の中でもできるようになっていくこともあるんです。

ロシアの心理学者ヴィゴツキーは、

ここ遊びこそが最も幼児期の発達を流す遊びだ

と言っているぐらいなんです。ごっこ遊びをする中でルールを守る力、他人の視点に立つ力、他人の気持ちを理解する力が育つんですよ。

だから、ごっこ遊びを通して、守らせたい決まりをごっこ遊びの中に入れて守らせると良いんです。

・子どもは一歳ごろから空っぽのコップで水を飲むふりをしたりする。
・2歳ごろから友達と一緒に段ボールで電車ごっこを楽しんだりする。
・3、4歳ごろからものを別のものに見立てるのではなく、自分を別の人に見立てるごっこ遊びが活発になる。(幼稚園の先生やお医者さん、ヒーローなどになりきることができる)

それぞれのステージに合わせて、生きていくための力をたっぷりつけさせたあげたいですね。

まとめ

いかがだったでしょうか。

きっと「こんなの全部できないよー」という方も多いはず。

これは、あくまで統計的なデータなので、すべてがすべての子どもに当てはまるわけではありません。

それでも、「ちょっと今日は、肯定的な言葉に言い換えてみようかな」と少しずつチャレンジしてもらえるといいと思います。

ではまた👋

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