子どもが小学生になると宿題が始まります。
一年生の頃は楽しそうにやっていても、学年が上がるにつれ、
・遊びに行ってから
・ゲームしてから
・お菓子食べてから
・片づけてから
・とりあえずあとで
などなど漠然とした先延ばしにして、結局適当に済ませてしまったり、場合によってはやらなくなってしまうこともあります。
今回は子どもが自然に宿題をやるようになる方法について紹介していきます。
ポイントは
・習慣化する
・スモールステップ
・遊ぶ時間を決める
・ゲーム化する
・親も習慣化する
では順番に見ていきましょう
習慣化する
デューク大学の研究によると
日常の行動の45%は「その場の決定」ではなく「習慣」
ということのようです。
また、アメリカの教育改革者、ホーレス・マンは
習慣は太い縄のようなものだ。毎日一本ずつより続けると、やがてそれは断ち切れないほどのものになる。
たしかに、朝顔を洗うとか、歯磨きするとか、やらないと気持ち悪いもんね
勉強すらもこの習慣に組み込んでしまえばいいというわけです。
習慣化するポイントは
・習慣化するまでは2か月はかかる
・勉強に取り組むまでのステップを20秒短くする
・ハードルを低く設定する
スモールステップ
宿題をするときに、それだけでは気が重いものですよね。
しかし、「音読」「漢字」「計算」と細かくしてしまえば負担感は少なくなります。
さらにこれに加えて、時間と場所も細かく設定していきましょう。
16:00 机に向かう
16:05 音読
16:15 漢字
16:30 計算
これなら、見通しももてるから、頑張れそう
これでもしんどいのであれば、ランドセルを置く・筆箱を出すなどさらに細分化してもいいかもしれません。
遊ぶ時間を決める
よし。今日は早く宿題が終わったから、ついでにこのプリントもやっちゃおう。
ってすると、子どもはやる気をなくしますよね(笑)
フィンランドの研究によると
休み時間を与えられた子どもの方が、与えられず座っていた子どもより学力が高くなる
という研究があります。
また、アメリカの保健福祉省のレポートによると
体を使った活動によって脳の血流が増加し、酸素が増え、脳の働きに役立つ
ということが明らかになっています。
つまり、メリハリをつけてあげたほうが子どもの集中力は上がるというわけです。
ゲーム化する
行動分析学者の奥田健次さんによると
ご飯前に宿題が終わらなかった子どもに対して「明日はちゃんと約束を守りなさいね」と言っても、子どもにとっての「明日」、つまり24時間先は時間的に遠すぎて効果がない
と指摘しています。
そしてそんな子どもに対しては
「お母さんが今から2階に行って帰ってくるまでに宿題を始められるかな。3分立ったら戻ってくるからね。お母さんがこの部屋を出たらスターとね。よーい、スタート」
と伝えることが効果的だそうです。
それでも、遊んでいたら3分という感覚が見積れていないということなので、次からは1分、30秒と短くしていきます。そしてできた時は思いっきり褒め、達成感を感じさせてあげましょう。
親も習慣化する
やらないことにイライラするのではなく、
・テレビを消す
・机の上を片付ける
・親が机に向かう
とした方がはやいかもしれません。親が楽しそうに本を読んだり、何かを書いていれば子どもも自然と机に向かうようになります。
まとめ
・習慣化する
・スモールステップ
・遊ぶ時間を決める
・ゲーム化する
・親も習慣化する
これらを取り入れ、あとはそれが習慣化されるまでひたすら待つ。
すぐにできなくてもOK。習慣化には2か月はかかります。
ではまた👋
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