子育てベスト100

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今回紹介する本は

子育てベスト100

この本のすごいところは、よくある筆者の経験談ではなく、最先端の研究データから本当に使えるメソッドをえりすぐっている点です。

そのうえで、「親はいったい何をすべきか?」

これを具体例を入れながら詳しく紹介しているということです。

100個全部紹介するのは大変なので、

・面白かったところ

・作者が伝えたかったところ

などについて紹介していきます。

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この本の構成

この本は以下のような構成で書かれています

・はじめに

・1.コミュニケーション力をつけるには

・2.思考力をつけるには

・3.自己肯定感をつけるには

・4.創造力をつけるには

・5.学力をつけるには

・6.体力をつけるには

・おわりに

この本のおもしろかったところ

私が感じたこの本の面白かったところは、

・コミュニケーション力のつけ方

・スマホやお金のルール

・創造力のつけかた

大きくこの3点です。

では、順番に見ていきましょう

コミュニケーション力のつけ方

絵本を読み聞かせている女性のイラスト

「ごっこあそび」をする

心理学者のレフ・ヴィゴツキーは

ごっこ遊びは認知・情緒・社会的発達をうながす高度な遊び

なりきることで、集中力や記憶力、自分の能力に対する自信を養う。

としています。

また、ヴァンダービルト大学の言語学者、デヴィッド・ディッキンソンは、

ごっこ遊びをより多くした子どもの方が一年後の言語力が高い

つまり、遊びで迷ったら「ごっこ遊びで間違いない」ということ

具体的には・・・

・小道具やスペースを準備

・大人も一緒になりきる

・子どもの想像を妨げない

大人が脇役になると、子どもがお芝居をリードし、自分から話を膨らましやすくなります。

また、料理などで席を外したいときは、

「ちょっと出かけてくるけど、お友だちと仲良くお料理作っててね」

とこえをかけると、集中力が途切れません。

「読み聞かせ」をする

読み聞かせの効果は

心を落ち着かせ、言語能力や想像力、情緒を育む

日本大学大学院の認知神経科学者の泰羅雅登教授によると、

読み聞かせは、「怖い、悲しい、楽しい、嬉しいといった感情がわかる子供に育つ」

また、脳科学者の川島隆太教授によると、

読み聞かせの時間が長いほど、母親の子育てのストレスが低くなる

具体的には・・・

・時間を決めて日課にする

・静かな環境で、気楽な気持ちでする

・ゆっくりはっきり読む

・同じ本を繰り返してもよい

・時を覚えることを目的としない

・小学生以降も続ける

お風呂上りに1っ冊読む

こんな風にルーティーンにしておくといいかもしれませんね

「家族旅行」をする

東洋大学国際観光学部の森下昌美教授によると、

子供の頃に家族旅行の経験が多い人は、成人後も、コミュニケーション力や社会性、思いやりなどの点で自己肯定感が高い傾向がある。

つまり、旅行にはたくさん行った方が良い

具体的には・・・

・テーマを決める

・作戦会議をする

・一緒に準備をする

・移動時間にコミュニケーションを深める

思い出を記録に残す

オランダ・エラスムス大学の研究では、

「旅行へ行く際に最も幸福度が高まるの旅行の計画を立てている時」とのこと

スマホやお金のルール

有害な情報から子供を守る親のイラスト(スマホ)

「スマホのルール」をつくる

現在小学生でもスマホをもっている児童はかなり増えています。

親としてどのようにしていいのか悩みもの・・

和歌山大学教職大学院の豊田充嵩教授によると、

スマホを遠ざけたり禁止したりするよりも、子供たちの「判断力」を育成することが重要

また、国立病院機構久里浜医療センターの樋口進院長

本人が問題に気づき、変わる意欲を持てるよう促す接し方が大切

具体的には・・・

・親子で「利用時間」を決める

・「やってはいけないこと」を教える

・「取引」には応じない

・「フィルタリング」で子供を守る

これは子どもだけでなく、親も一緒にルールを守るようにすることが大切なようです・・

「金銭感覚」を身につける

世界最強の投資家ウォーレンバフェットは

小さい頃に養った金融の習慣は、大人になっても続く

将来お金で困らないためにも、小さいうちからの教育が大切です。

具体的には・・・

・「お小遣い教育5箇条」を伝える

・「100円」で買う練習をする

・「必要」か「欲しいだけ」かを考えさせる

・自分の財布を持たせる

・使い方に口を出さない

お小遣い教育五か条とは・・・

ファイナンシャルプランナーでNPO法人「マネー・スプラウト」の創立者の羽田野博子
①お金は親が働いているからもらえる
②お金を使ったらなくなる
③優先順位をつけて使う
④貯金の習慣をつける
⑤お金では買えないものもある

というものだそうです。

また、最初は上手にお金を使えないかもしれません。しかし、ここで口を出さず、「お金を使うときはよく考えて、ときには我慢することも重要だ」という教訓として、失敗も見守りましょう。

創造力をつける

楽器で遊ぶ赤ちゃんのイラスト(ピアノ・女の子)

「楽器」を買う

ジョージア大学のパラク・コーディア教授によると、

音楽やアートは人が生きることや人の心の基盤となるもの

また、ヴァーモント大学のジェームス・ハズィアック博士によると、

楽器の練習が子供たちの独創的な表現力を育むのに大きな効果をもたらす

習い事をするうえで、何か音楽をさせてみるのもいいかもしれませんね。

具体的には・・・

・始めるのに良い時期は5歳から9歳

・ピアノやヴァイオリン、ギター、ドラムを習う

・毎日、短時間、練習する

ちなみに、南カリフォルニア大学ソーントン音楽学校のロバート・A・カティエッタ教授によると、

子供の脳の発達を考慮すると楽器のレッスンを体験するのは5歳位から、本格的に始めるのは6から9歳位がちょうど良い

「アート」にふれる

全米トップの美術大学、ロードアイランド・スクール・オブ・デザインのジョン・前田学長によると、

20世紀の世界経済はサイエンスとテクノロジーが変えたが、21世紀の世界経済はアートとデザインが変える

また、コロンビア大学芸術教育センターの調査

芸術の授業を多く受けている生徒ほど、創造力が高い

具体的には・・・

・ニューヨーク近代美術館で編み出された「対話型アート鑑賞法」
15分位をグループで1つの桜のじっくり鑑賞し、その後専門学原因がリードしながら、作品について感じたこと、考えたことなどを話し合う

・気軽に美術館へ行く

・お気に入りの作品を選ぶ

・親子で対話する

・多様な意見を受け入れる

この親子で対話をするにあたって、三つのポイントがあります。

①この作品の中では、どんな出来事が起きているだろうか
②作品のどこからそう思ったか
③他に発見した事はあるか

うちは、芸術は苦手ですが、旅行ついでに足を運んでみても面白いかもしれませんね。

「没頭」させる

チクセントミハイ教授

様々な世界で活躍する人々は例外なく「フロー体験」をしている

このフロー体験(没頭)はモンテッソーリ教育の柱ともいわれています。

具体的には・・・

・シンプルな環境にする

・スクリーンオフにする

・積極的な活動の時間を増やす

・急かさない

・親自身が没頭できることを見つける

つくる&試す

これからの社会では、本格的に何かを作る経験を通して、知識やスキルを習得し、視野を広げ、成長していく学び方が重視されるといわれています。

MITの発達心理学者のシーモア・パパート教授によると、

作りながら学ぶときに最も大切なのは「ミスを修正し、作り直し、また実行してみる「デバッグ」(バグを取り除く)のプロセス」である

具体的には・・・

・専用の場所を与える

・材料を準備する

・自由な時間を確保する

・親が判断しない

・プログラミングを学ぶ

モノづくりをするうえで、散らかしても汚してもいい「ものづくり」のための場所を決めておくことが大切なようです。

「本」で囲む

トロント大学の心理学者、キース・スタノビッチ教授によると、

読書においても「マタイ効果」が存在する

※マタイ効果
富めるものは富み、奪われるものますます奪われる。つまり、読書をすればするほど理解力が高まるというもの

また、ベネッセの調査では、

読書が好きかどうかと読書量の多さには語彙力との関係が非常に強い

やはり、本当いうものは子育てにおいてとても重要なツールですね

具体的には・・・

・リビングに本を置く

・読み聞かせをする

・親も本を読む

ユダヤ人の多くの家庭には、リビングなど家族が集まる場所に本棚があるそうです。

また、読み聞かせに関しては、子供は中学2年生位まで、読む力が聞く力に追いつかないため、しばらく続けてもいいそうです。

厚生労働省の調査によると、子供が1ヵ月に読む本の冊数は、両親が読む本の冊数に保護比例しているようです。つまり、親もいうだけでなく姿で示すことが大切ですね。

まとめ

いかがだったでしょうか。

実際には、もっと具体的に紹介されており、今すぐ実践できるものもたくさんありました。

ぜひ本も読んでみてください。

ではまた👋

子育てベスト100 「最先端の新常識×子どもに一番大事なこと」が1冊で全部丸わかり [ 加藤 紀子 ]
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