子育てをしていると、「挨拶ができる子になってほしい」「やる気に満ち溢れてほしい」「素早く行動してほしい」などいろんなことを考えますよね。
でも、もしかしたらそれって本当は良くないことかもしれません。
今回はやってはいけないこと14選として紹介していきます。
でも、さすがに多いので数回に分けますね(笑)
1「あいさつしなさい」と言わない
えー!
それは絶対おかしいでしょ!
僕は親から「1にあいさつ、2にあいさつ、3・4もあいさつ、5もあいさつ」って習ったよ!!
さては炎上目的だな!!このインチキお気楽ブロガー!!
もちろん、挨拶そのものを否定しているわけではありませんよ。問題なのは強制させることです。
人の行動は95%が習慣によるもの。挨拶をしないのは、それは習慣のせいかもしれません。
対策としては、
・自分から挨拶をするようになるまで気長にいること。
・そのために親自らが、友だちの子どもに挨拶をする姿を見せ、自然に挨拶が出てくるようにすると良い
挨拶をしないのは、もしかしたらママ・パパがやっていないことが原因かもしれません。普段から、私たち親もいつでもどこでも挨拶できるといいですね。
2やる気を出させようとしない
えっ!無気力でいさせるってこと!
何事もやる気が大切でしょ!!
もちろん「やる気」があるからこそ、物事が身につきますよね。ただこれも、強制が良くないんです。
ロチェスター大学の研究によると、
・友だちに教えたいと思いながら主体的に勉強している時と、テストがあるから仕方なく勉強している時とでは、理解力が全く違った。
というデータがあります。これは、主体的かそうでないかによって、脳の記憶や、学習に関わる部分の活動が全く違ったということなんです。
仮に親がやる気を出させようとすると、親がやる気を出させようとすると、子どもは、
「親の期待に応えなければならない」と感じてしまいます
やる気は、出るときは出ます。穏やかに待ちましょう。
3お手伝いが遊びでも気にしない
洗濯物をたたんでくれてたと思ったら、気が付くと散らかしてたなんてのはよくあるよね。
先日、うちの旦那が料理をしていると、長女が、
「お手伝いしましょうかー」
最初は調味料を混ぜてくれてたのですが、気が付くと焼いたお肉を「味見」といってほとんど食べてしまいました。
こんなことはよくありますよね
ある実験によると、
参加者を2つのグループに分け、それぞれお金を渡し、そのお金を使ってもらった
①自分のためにお金を使ったグループ
②他人のためにお金を使ったグループ
その日の最後に1日の幸福度を聞いたところ、他人のためにお金を使ったグループの方が幸福度が高かった。
そもそも、人間の脳は、他人を助けることに幸せを感じることができるようになっています。
子どもは1歳位から簡単な事は聞いてくれるようになりますが、毎回助けてくれるわけではありません。
幼児期のお手伝いの第一目的は、自分の役割をやり遂げることではなく、「人を助ける喜びを感じる心を育てること」が目的です。親が本当に助かったかどうかは二の次なんです。
この「人の役に立ちたい」心を丁寧に育むことで、いつか本当にクオリティーの高いお手伝いができるようになっていきます。
4お手伝いをしてもご褒美をあげない
何かやってくれたら褒美を与える。こんなの昔から決まっているでしょ。
御恩と奉公ですよ!!
鎌倉幕府ですね!では、それがその後どうなったかもご存じですよね
はっ!鎌倉幕府の滅亡・・
ある意味似たようなものかもしれません。
認知心理学者マイケル・トマセロ博士の実験によると、
小さい子どものお手伝いへのご褒美にどんな効果があるかについて実験した。
1歳8ヶ月の子どもたちを3つのグループに分けた
①人助けをするたびにご褒美あげたグループ
②人助けをするたびに「ありがとう」と伝えたグループ
③特に何もしないグループ
人助けをした後、新たに人助けができそうな場面を設定したときに、引き続き人助けをしたのは②と③のグループだけであった
人は本来、他人を助けると幸せを感じます。お手伝い自身がご褒美になるんですね(内的報酬)。でも、内的報酬はご褒美のようなその行為と関係のない報酬(外的報酬)をもらうと崩れてしまうんです。
今回はこのあたりで
ではまた👋
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