前回、前々回に引き続き、子育てでやってはいけないことを科学的視点で紹介していきます。
みなさんはいくつ当てはまるでしょうか((*^-^*)
⑧「我慢しなさい」と言わない
世の中我慢しなければならないことなんていっぱいあるじゃない。
むしろ、すべて我慢なのです
もちろん時には我慢も必要ですが、実は我慢すればするほど頑張る力まで奪ってしまうんです。
フロリダ州立大学の心理学者ロイバウマイスターによると、
焼きたてのクッキーの香りがする部屋に2つのグループの学生に入ってもらった
①クッキーを与えられた学生
②ラディッシュを与えられた学生
その後難しいテストをした結果、①のグループは19分間集中できたのに対し、②のグループは8分しか集中できなかった
これを「自我の消耗」と言うそうです。嫌なことがあると食べ過ぎたり、怒りっぽくなってしまったりするようですね。
確かにっ我慢しているときって、そのことで頭がいっぱいになって全く集中できないよね。
そうですよね。大人でもそうなんですから、子どもはなおさらですよね。
ちなみにこの実験では続きがあって、
②のグループにコメディーのビデオ見せてからテストに取り組ませると、集中力が1.5倍に上昇した
人間やはり楽しいことがないと、頑張れませんね。
⑨おやつをお預けにしない
これはなんだか、さっきのと似ている気がするね
そうですね。これに関する研究はたくさんあって、有名なところですとスタンフォード大学の心理学者ウォルターミシェルのマシュマロテストなどがあります。
人間の欲求を抑える働きをする部分は脳の前頭前野にあり、3歳から7歳にかけて急速に発達する。
いやいや期はこの頃終わりを迎えることが多い
つまり小さいうちは、我慢するなんてとっても難しいということですね。
ダ州立大学の心理学者ロイバウマイスター によると、
我慢する力は使えば疲労するが、鍛えることができる
無理のない小さい我慢を積み重ねていけば、大きな我慢ができるようになっていきます。
・我慢した後に得られるものが大きい
・いつまで待てばよいかがはっきりしている
この条件があれば簡単に我慢できる。
例えば、「おかしはだめ」というだけでなく、「夜ご飯を食べたら、デザートでいっぱいフルーツ食べようね♪」と伝えたり、
遊びたい子どもに「今は無理」と突き放すのではなく、「あと5分で洗濯物が終わるから、そのあと一緒に遊ぼうね」
と伝えたりするといいかもしれませんね。
⑩うぬぼれていても叱らない
些細なことで調子に乗ってしまうとろくな大人にならないよ
そこは厳しく、出る杭はうっておかないと
フロリダアトランティック大学の心理学者ビョークランド・デイヴィッド教授 によると、
低いメタ認知能力で、自分の能力を実際よりも高く判断するからこそ、子どもは様々な活動に挑戦することができ、結果が不完全でもそれを失敗と捉えないで済む
最近「子どもの自己肯定感が低い」なんて話はよく聞きますよね。教育現場では、自己肯定感を育むための取り組みを日々行っており、各校の教育目標として掲げている学校もたくさんあります。
だから、子どもの頃にこそ、無敵の自己肯定感を子どもにプレゼントしておくチャンスなんです。
なるほどー
でも話は分かるけど、将来ナルシストにならないか心配だなあ
実はそうとも限りませんよ。
フロリダ州立大学のロイ・バウマイスター教授 によると、
子どもの自己肯定感を高めたからといって、ナルシストにはならない
それは安心
でもそもそも、なんでナルシストになるんだろう
やっぱ自分が大好きすぎるからだよね?
実はその逆なんです
スイスの心理学者アリス・ミラーによると、
ナルシシズム的傾向の高い人は、ありのままの自分自身を愛せないが故に、無意識に自分を誇大化してしまう。子どもの頃にありのままを受け入れてもらえなかったことが原因である。
ちなみにナルシストかどうか見極める方法もあるんですよ
えっ
どんなことをすればいいの?
一日に何回髪をかきあげているかを数えるとか?
もっと簡単ですよ
オハイオ州立大学が考えたものです。
あなたは、どれぐらい次の文章にあてはまりますか?
「わたしはナルシストです」
1(まったくあてはまらない)〜7(完全にあてはまる)の7段階で答えてください。
3が平均だそうで、それ以上だと傾向があるそうです。
なぜこの質問で見破れるかというと、
ナルシストは、自分がナルシストであることに自信を持っている。彼らは自分のことを他人より優れていると信じているし、その気持を語ることにためらいを覚えない。ナルシシズムを否定的に考えていないので、直に質問しても問題ないのだ。
とのこと
最後はちょっと関係のない話になってしまいましたね(笑)
ではまた👋
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