そもそも、
音読って意味あるの?
と日々の子どもの宿題を聞いていると、そう感じることも多いはず!!
結論としては
意味はある!!
本を読むときに音読すると、脳内で「読む」「話す」「聞く」と言う作業を同時に行うことになるため、特に、前頭葉と言う部分が刺激を受けます。
前頭葉は、記憶、意欲、自制心をコントロールするところです。
つまり、
音読によって前頭葉を刺激すると、記憶力、集中力、注意力などが鍛えられる。
意味があるのはわかったけど、子どもが音読嫌いなのはどうしたらいいの?
そこで今回は音読嫌いを直す方法5選を紹介していきます。
その5選とは
①手を止めて聞く
②すぐ褒める
③「勉強前」にする
④間違ってもその場で直さない
⑤繰り返し、スピードを上げる
では順番に見ていきましょう。
手を止めて聞く
子どもが音読をしている時、どんなふうに聞いていますか?
えっ。そんなの、なんかしながらに決まってるじゃん。こっちは忙しいんだよ。
それだと子どもも、読みがいがありませんよね。
子供が音読をするときは「ながら聞き」はNGです。親は手を止めて聞いてあげましょう。
すぐ褒める
読み終わった後いつもどんなふうに声をかけていますか?
そりゃ徹底的にダメ出しだよ!!
読み終わったらすぐに褒めてあげましょう。できれば具体的にどこがよかったとか、前回と比べて何が成長していると伝えられるといいですね。
脳科学者の川島隆太教授によると、親がすぐに褒めると、それだけで子供の脳は活性化し、やる気がアップする。
親がすぐに褒めると、それだけで子供の脳は活性化し、やる気がアップする。
とのこと。
しっかり褒めてあげましょう。
勉強前にする
宿題って漢字、計算、などいろいろありますがどの順番でやっていますか?
特に何も決めていないよ。
実は音読は1番最初にやるのが効果的なんです。
音読をやった後にすぐ褒めてあげることで、脳が活性化しやる気がアップします。
これも川島教授によると、
音読をすると「記憶」の容量が2割から3割ほど増える。
とのこと。
特に子供の場合は脳の面が大きくなり、記憶力だけでなく、想像力や論理的な思考力、自制心なども伸びていくそうです。
間違ってもその場で直さない
すぐに直さないと、子供が間違っても覚えてしまうじゃんか。
30年にわたり作文指導に携わっている「言葉の森」の代表中根克明氏によると、
言葉の読み方や区切り方を間違えたとしても、その場で訂正せずに最後まで聞いてあげるべき。
とのこと。
間違ったときに音読を中断させ、その場で訂正をすると、子供はその後緊張して音読をすることになります。そうすることで子供にとって音読が「読むことが苦痛」というふうになってしまいます。
じゃあ間違ったままにしろってこと?
中根氏によると、
子供が間違ったところを指摘する代わりに、子供が読んだ後に親が同じところを音読し、子供に聞いてもらう。
親が楽しくそして正しく最後まで読めていれば子供も自然と間違いに気づくと言うわけです。
つまり大切なことは、
・まずは褒めてあげる。
・何よりも子供が楽しくとりくめること。
この2点が大切です。
繰り返し、スピードを上げる
川島教授によると、
読むスピードを上げることで頭の回転速度が上がる。
とのこと。
脳に負荷をかけると前頭葉がますます活性化し文章理解するスピードがアップします。
目から文字情報を入れて、声に出して読む、つまりインプットとアウトプットを素早く繰り返すことが大切です。
そうすることで、
目で読んだ記憶と声に出して読んだ記憶がつながりやすく、記憶力も高まっていく。
ということになります。
まとめ
いかがだったでしょうか。
音読嫌いを直す方法5選として、
①手を止めて聞く
②すぐ褒める
③「勉強前」にする
④間違ってもその場で直さない
⑤繰り返し、スピードを上げる
を紹介していきました。
大切なことは、子供が楽しく読めるような環境を作ってあげる。
その上で、効果を高めるように声かけをしていくことが重要です。
ぜひやってみてください。
ではまた👋
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