心理学者・脳科学者が子育てしていること、していないこと(前半)

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今回はこちらの本について紹介していきます📕

心理学者・脳科学者が子育てでしていること、していないこと
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この本は、現在、最も信頼できる子供の発達に関する科学的所見と、心や脳の科学者が最善と考えて実践している子育てメソッドをまとめたものです。

作者の杉山崇さんは、心理学者で、認知神経科学と融合した次世代型のサイコセラピーを研究しています。臨床心理士として20年余り他分野でのカウンセリングも行ってきたそうです。

そんな杉山さんは、二児の父親で日々子育てを実践しています。そんな作者が、「知っていてよかった、実践してよかった」と思ったものをまとめています。

その上で、私自身が心に残ったものについて紹介していきます。

・子育てでしていること

・子育てしていないこと

・夫婦関係でしていること

今回は、前半の「子育てでしていること」です

では順番に見ていきましよう

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子育てでしていること

「こちょこちょ」で禁止を教える

こちょこちょ」はスキンシップやコミュニケーションにもなる遊びである一方で、子供には「手ごろな罰」としても機能します。

具体的な使い方としては、

まずやめさせたい行動を決めておきます。そしてその行動したら、すかさず「こちょこちょの刑」を行いますw

父親が遊び相手になる

父親が育児に参加するほど、「お父さん効果」と言われる良い影響が多くの子供に見られる事は、心理学者の間では知られているそうです。

具体的には、

・子供が非行に走りにくい

・学業成績が良い

・学校やコミュニティーでの人間関係が良い

・チャレンジ精神や良い野心が高い

・自分の才能を生かせる仕事につきやすい

・結婚して幸せな家庭を築きやすい

では、具体的にどんなことをすればいいかというと、

「ママの代わり」ではなく、パパにしかできない子供との関わり方を大切にします。

ダイナミックな遊びや、工作、パパの得意分野など一緒にすると良いでしょう。

魔の2歳時には成功体験を与える

2歳になると、何でも「いやいや」と言うようないわゆる嫌々期に入ります。

しかし、これは子供が成長している証。

この成長言い換えれば、「世界を知るための観察フェーズ」から、「世界で目的を達成するために仕掛けるフェーズ」に入ったと思います。

子供は子供なりに、目標達成のための戦略を練って仕掛けようとしているのです。

2歳児は「自分が何をしたら何が起こるのか?」と言う「随伴性」を学習する脳基盤が機能しています。

可能なときには「自分の行動によって目標が達成できた」と言う成功体験をさせてあげて下さい。

しかし実は、何か行動するために成功できる体験よりも、

成功する時もあれば、できない時もある

という体験を繰り返す方が、行動起こす意欲が育つそうです。

喃語に応答する

心理学的に見ると、喃語に応答することで将来の成功を支えてくれる大切なマインドが育つそうです。

そのマインドとは心理学では「内的統制感」と呼ばれるものです。

内的統制感とは「自分が何かをすると、何かが起こる」と言う確信です。

どんなに高い能力を持っていても、「自分がこれをすることで、必ず何かが変わる」と言う確信がなければ、人はアクション起こせないと言うことです。

また心理学者たちは、第二子以降の子供よりも、第一子の子供の方が内的統制感が相対的に高いことを発見しています。

これは第二子以降になると、親も子育てに慣れてきて、結果、第二子は第一子よりも放って置かれることが多くなることが原因です。

赤ちゃんが喃語で訴えている要求に、100%沿わなければいけないわけでもありませんが、出来る限り応答してあげることで、子供の成長を助けるマインドが育ちやすくなります。

手づかみ食べをさせる

赤ちゃんにとって食事は単なる栄養補給の時間ではなく、五感に加えて、食事を口に運ぶと言う運動感覚も統合される体験になります。

親にとっては手間が増えるわけですが、子供の知性の発達のためと思い頑張って付き合いましょう。

教訓や禁忌は「お話」を通して伝える

3歳前後までは他者から伝え聞いた経験のリアリティーが強いそうです。

つまり「お話」を聞くことで、何かを直接経験するのと同じ学びを得ることができます。

ポイントは、複雑なお話をするのではなく、

何をしたら「喜ばれるのか」「尊敬されるのか」「嫌がられるのか」をシンプルに、そしてインパクト強く伝えることが大切です。

絵本や童話を積極的に使うと良いでしょう。

次回は、「子育てしていないこと」「夫婦関係でしている事」です

後半はこちら

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