今回はこちらの本について紹介していきます📕
前回の記事はこちら
今回は後編の「心理学者が子育てでやっていないこと」「夫婦関係でしていること」です
子育てでしていないこと
テレビのつけっぱなし
テレビは視覚と聴覚だけを刺激するもの。これでは刺激される感覚が偏っているので、長時間テレビを見ていると、脳の成長も偏ってしまいます。
テレビ漬けなってしまうと、言葉の発達に悪影響が出る
というデータもあります。
「料理の間だけ」「この番組だけ」と言うようにあらかじめ決めておくのが良いでしょう。
2歳からのしつけ
2歳から3歳ではしつけよりも、子供の欲求への固執をうまく切り替えてあげることが大切です。
子供は「いやいや」に対して「ダメ」と言われるほど、欲求に固執してしまいます。
例えば、なかなか着替えない子供に対して、無理やり着替えさせてしまうと、無力感と言う1種のトラウマを体験させてしまうことになります。
歌ったりする、テレビを見せたりするなど注意を反らせてあげると良いでしょう。
夫婦関係でしていること
パパは完璧な子育てよりママを優先する
パパがママの育て方やお世話の段取り等にケチをつけてしまうと、かえってママのストレスになってしまいます。
ママが、パパに大事にされている、と思えることで、問題行動が少なく、情緒的に安定した子供になる。
と言うデータもあるそうです。
パパは「まだまだ不十分でごめんね」と言いながら、できる限りママを助けるアクションをすると良いでしょう。
間違っても、
・十分にやってあげている
・忙しい俺がやってあげているんだぞ
と言う意識を持たないようにしましょう。
ママにはプレゼントより感謝の言葉を伝える
子育てに大変なママのハートを支えるのがパパからの感謝の言葉です。
ここで大事なのは、パパは「子育てをしてくれてありがとう」ではなく、
「自分と出会ってくれてありがとう」
「自分と結婚してくれてありがう」
「かわいい子供を産んでくれてありがとう」
などと、ママの存在そのものに感謝することが大切です。
パパが子供の相手をたくさんする
パパが子供の相手をたくさんすればするほど、ママは喜びます。
これには心理学的な2つの意味があります。
・ママの罪悪感からの解放
・パパに対する気持ちが深まる
進化心理学の「親の投資理論」と言う説によると、
・子育てに対する投資は、時間や心身の負担なども含めると、圧倒的に女性の方が大きい。
・よって女性は、同じ位子育てに人生を投資してくれそうな男性を本能的に好む。
とのこと
お互いの実家と仲良くする
女の子は思春期以降に、自分と折り合いをつけるためにも、心理的な支えが必要になります。
その時に、おばあちゃんが
・親には言えないことを話せる
・いてくれるだけでほっとする
などと頼りにできると、心理的に安定しやすいようです。
女の子にとっておばあちゃんの存在はとても大きいようです。
「自分を守ってくれるのは、ママやパパだけじゃない」と言う安心感を子供時代にしっかり持つことで、「自分と言う物語」を確立できます。
これにより生き方の指針が持てます。
実家とママの間に入ることが、パパのストレスになることも多いのですが、それはママや子供のために避けられないストレスでもあります。
パパとママがそれぞれ、相手の実家を大切にできるといいですね。
まとめ
いかがだったでしょうか?
前半と後半の2回に分けて紹介させていただきました。
実際この本には、もっと詳しくたくさんのことが書かれています。よかったら読んでみてください
ではまた👋
コメント